図書カードNEXT  Part.2

前々回の続きです

図書カードNEXTは残高確認がとてもメンドクサイって話を書きましたが

他にも大きく変わったことがあります。

それは有効期限が設けられたことです。

図書カード以前は図書券と言う名前で1960年より発売されており、

当時の図書券でも今でも普通に使えます。

kyutosyoken
【過去に発行した図書券】

発売当初は20円券を15枚綴りでバス券や銭湯の入浴券のように切り離す形で

600円から発売していたようです(私もバス券は使ったことはないですが)

※10数年前までは見かけたのですが最近は全く見なくなりました
レジで100円札を見るより珍しいです

tosyoken
【過去に発行した図書券】

その後見慣れた形の図書券へと変わっていくのですが、
偽造問題が発生して模倣しにくい縦にホログラムの線が入った
3代目の図書券へと変わりました。

図書カード

そして現在の図書カードNETXへと繋がる前の図書カードになるのですが、

これが1990年、平成2年の事です。

平成30年の今年から見てもう30年近く前になるのですが、

未だに年配の方は『図書券を下さい』と言って来られます。

すごい認知度ですね。

最初に書きましたが、これらの図書券、図書カード全てに販売期限を設けられていないので

いつまででもお使いいただくことが可能です。

一方、図書カードNEXTは10年間の有効期限を設けられたため

(H30年5月現在に在庫してあるカードはH32年12月31日まで有効なため実質11年以上)

お客様にとっては使いにくくなった気がします。

 近年、音楽ギフトカード(2010年廃止)、文具券(2011年終了)と

大手の商品券がなくなりギフトカード需要は一時的に図書カードの独壇場となっていましたが、

ここ最近はQUOカードの需要も延びてきており、

その危機感からかラジオでCMまで耳にするようになりました。

その危機感があるのならお客様がもう少し使いやすいようにして欲しかったと思うのは

私のワガママでしょうか?