時代によって変わったもの

 

先日、会社の前の敷地で

 

住宅造成の場所に

 

電柱が新しく立ちました。

 

 

 

今まで電柱が新しく立つところを

 

直に

 

目撃したことがなかったので、

 

その工程の中で少し驚く光景を見ました。

 

 

10メートル以上の長さがあるのでしょうか?

 

 

1本の電柱を地面に突きさす前に

 

なんとその電柱を10人くらいの作業員の方たちが

 

横並びで手で持って

 

地面と水平の状態で

 

ささえていました。

 

 

その後、重機を使って

 

電柱は無事、地面につきたてられたらしいのですが、

 

(自分でその場面を見れなくて、後聞き・・)

 

 

あんな風に人力で電柱は支えられて

 

地面につきたてられるとは

 

本当に初めて知りました。

 

 

このように50歳になっても今さらはじめて

 

知ることはいくらでもありますね。

 

 

 

また時代によって

 

変わっていったこともたくさんあります。

 

 

昔、卵はコレステロールのかたまりと言われ、

 

1日1個までと教えられました。

 

 

しかし現在では卵が

 

コレステロール値に

 

影響するかどうか

 

科学的に証明できないうえに、

 

むしろ善玉コレステロールを

 

増やす働きまであるということです。

 

 

いやはやといった感じです。

 

 

人間は体内でコレステロールを作ることができ、

 

食事でとるコレステロール量は

 

影響が少なく、

 

食事摂取基準目標から

 

コレステロール自体がはずされたみたいです。

 

 

卵好きの私としては嬉しいことですが、

 

もっと早くに教えてほしかったです。

 

 

それから働き方改革も

 

急激に変化した価値の転換というか、

 

考え方の転換としては

 

印象的でした。

 

 

電通の事件をきっかけに

 

サービス残業が当たり前の時代から

 

週休三日制まででてくる時代に変わりましたね。

 

 

こんな風に人間の価値観というのは

 

時代や社会的事件や科学的進歩によって

 

変化していくものなのですね。

 

 

さて本の業界というのも

 

時代とともに変化し続けています。

 

 

私が学生だった

 

30年前に思ったのは

 

紀元前4000年のエジプト文明、パピルスのころから

 

存在する紙の本というものが

 

なくなることはないだろうということでした。

 

 

しかしながら、

 

時代はデジタル化がすすみ、

 

電車で文庫本やマンガを読む人が減り、

 

スマホに忙しい人たちでいっぱいになりました。

 

 

「新文化」という出版業界紙があり、

 

我が社でも定期購読しています。

 

 

その記事を読んでいると、

 

いかに出版業界が試行錯誤しながら

 

すすんできたのかが

 

よくわかります。

 

 

町のコミニュティとしての書店に活路を

 

求める方たちもいます。

 

 

カフェを併設したり

 

雑貨や文具を販売するのに力を入れる方たちもいます。

 

 

物流を効率化して

 

配送業者の負担を減らし、

 

返品率を下げて

 

書店のマージンを増やそうとする努力もあります。

 

 

ただどれをとっても

 

この業界に関係ある人たちは

 

みんな業界をなんとかよくして

 

本を扱っていきたいという気持ちにあふれています。

 

 

簡単なことではないのに

 

それと向き合って

 

改善策を考えています。

 

 

時代によって生活スタイルや

 

時間の使い方、方法も変化していきます。

 

 

だけど本が好きな人がいて

 

それを販売する人がいて

 

本という商品は

 

存続していきます。

 

 

時代が変わっても、

 

不変の価値があるものを

 

これからも、

 

愛をもって販売させていただきたいと思います。