本の紹介『「運」 ドン・キホーテ創業者「最強の遺言」』
文春新書『「運」 ドン・キホーテ創業者「最強の遺言」』
安田隆夫 2024年6月20日発売 792円
34期連続増収増益で日本の小売業界、4番目に
2兆円企業となったドン・キホーテが
どのようにしていまに至ったか、
『運』が人生に及ぼす影響力がどれほどのものか、
『禍福は糾える縄の如し』という言葉の通り、
交互に訪れる災いと福を
時に最小の被害で耐え忍び、やり過ごすことの大切さ、
逆にひとたび、訪れた最強の好機に
わずかの勝ちで甘んじることなく
徹底的に勝ちきることの重要性、
それは誰にでも真似できることではないけれど、
運に振り回されるのではない
運を乗りこなすための極意が書かれた
最高の本だと思いました。
人の持っている運にはそれほどの差はなく
それをいかに乗りこなせるか、
また人としての生き方と行いが
良運を呼ぶか、悪運となるかの分かれ目となること、
そして個人の運を超えたところの
集団運を産んだ最大の極意について書かれています。
興味を持たれた方は是非、読んでみてください。
人間好きで相手を観察することで
育まれた、主語の転換が
商売にとって
最も大切な
お客様が求めることを
察知して提供するということに
つながっていて
そこにすごさを感じました。