本の紹介「母親になって後悔してる」
新潮社「母親になって後悔してる」
オルナ・ドーナト 鹿田昌美 訳
2,200円
この本は2016年にイスラエルで出版された後、
反響を呼び、
欧米やアジアなど15カ国で翻訳出版されたそうです。
日本でも
NHK「ニュースウォッチ9」で取り上げられて
知名度が一気に高まり、
SNSを中心に様々な感想があふれていったとのことです。
イスラエルでは
女性は平均3人の子供を産みます。
社会的、文化的に推奨される「母親像」に苦しむ
さまざまな職業、学歴、年齢の23人の女性のインタビューがのっています。
彼女たちの
母親になった後悔が
リアルに語られています。
子どものことが嫌いなわけではなく、
愛しているのに
母親になったことそのこと(母親という役割)に後悔を感じているという女性たち。
またそういった感情を持っても
それを表現すること自体が
しにくい世の中があり、
「育児は大変だから」という言葉で
ごまかされてしまったりするそうです。
3月の発売で
6刷1.5万部ということです。
ウェブのレビューを見ても
同じ考えを持った人の存在に救われたという声や
これまで表に出てこれなかった感情を
よくぞ本にしてくれたという声など
考えさせるものが多いです。
興味のある方は是非、一読を!!