人生で経験してきたこと
もうすぐ50歳が近づいてきて
いろんなことがありました。
これは死んだと思ったのは、大学生のころ、
阪神大震災を西宮市の甲東園で経験した時。
大学横のワンルームで、
洗濯機に部屋ごと入れられたら、
こんな感じかと思うほどシャッフルされ、
朝の5時台でまわりも真っ暗なため、
はじめは地震ということもわからず、
ゴゴゴッという激しい音と揺れに
戦争が始まって、ミサイルでも近くの山に
撃ち込まれているのかと思いました。
人間は自分が経験したことがない出来事に対しては
すぐには理解力が追いつかないようです。
すさまじい土砂崩れの地響きと
それに飲み込まれる人の断末魔のうめき声のようなものが
きこえたような気がしました。
これは死ぬかもと思いながら、でもまだ20代でしたので
まだやり残したこともある、死にたくないなと思いました。
あれから20年近くたちましたが、
みなさんと同じように
9.11同時多発テロも地下鉄サリンも東日本大震災も
テレビ映像ですが見ました。
世の中にはこんなことが起きるのかと驚きました。
おととしには西日本豪雨も直接、経験しました。
通勤から帰る道で浸水が始まる中、深夜になんとか
ぎりぎりセーフで山の上の自宅へ
たどりつくことができました。
翌朝には昨日通り過ぎた場所は家も店も
水につかってしまっていました。
そして今回は、もう毎日聞きあきたというほどきかされる新型コロナウィルス。
経済と医療の両方で、世界中のあらゆる人の人生に影響を与え、
自分がかかったら、持病だらけの高齢の親にうつして
殺してしまうかもしれない病気。
ワールドワイドから鎖国へ向かうような
ある意味、人と人の関係を奪う病気。
また再び
日常を取り戻すために
お互いがお互いを助けあえる人類であって欲しいと思います。