本屋に先月号が置いていない理由
みなさんご存知とは思いますが本は大きく分けて2種類あります。
そもそも本屋とは(ここで言う本屋とは新刊書店とご理解ください)、
雑誌と書籍で成り立っています。
じゃあこの違いはなに? ってあたりから。
雑誌とは定期刊行物のことで週刊誌、隔週誌、月刊誌、隔月誌、季刊誌などがあります。
この内、書店で取り扱える雑誌のほとんどに5ケタの雑誌コードが付いています。
また週刊誌は発行から45日間、月刊誌は60日間などと返品できる期限があります。
定期刊行物というだけあって毎日のように次々と新しい雑誌がお店に届くので店頭にある本を問屋さんに返して新しく来た本を置ける場所を確保します。この本を抜く作業などを返品と言います。
店頭に置いておける期限もあり、また次の新しい本を置く場所を作るために先月号を返品しているため最新の雑誌しかおいていない(置けていない)のです。
本屋に行って先月の本はないの?と聞いてもまず置いていないのは上記の理由です。
(出版社が在庫を持っていれば取り寄せで宅くんに同梱することも可能ですのでお問い合わせください)
一方書籍とは、単発的に小数を発行するものであり製本によって中身と表紙が綴じられているものです。
書籍にはISBNコード(13ケタ 以前は10ケタ)が付与されておりこのコードがわかれば、本を特定することが簡単となります。
日本では書籍は雑誌の流通に相乗りしている形をとっているので効率的で他の国より比較的安価と言われています。
意外と知られていませんが雑誌は税込表記になっており書籍は税抜表記になっています。
本屋さんに行ったときに確かめてみましょう。