リアル書店の方で隠れた売れ筋の一つに登山地図があります。

 

 

当店の近くにも竜ノ口があり、頂上にある竜ノ口八幡宮が受験の神様と知られ、

季節になると大勢の人が登っているようです。

 

 

 

 

たつのくち

 

 

 

 

他にも熊山や鬼ノ城もあり、商品が店頭に無いと『次はいつ入るの?』と結構な割合で聞かれます。

 

 

またこちらではさほど有名ではないのですが、関東では名の通っている

高尾山の登山ガイドも同じ出版社が発売しています。

 

 

 

 

たかおさん

 

 

 

 

つい先日、これらの本を発行している吉備人( きびと と読みます)出版の社長様と

お話しする機会があり、いろいろと登山地図について聞いてみました。

 

 

 

 

 

Q1.すごく売れているのに重版(増刷)が遅いのはなぜ?

 

 

A.登山道は生き物で数年前と今では道が変わってしまっていることがよくある。

気軽に重版してしまうと購入者から『内容(道)が違う』とお叱りを受けるので

あまり重版をしていない。

 

 

 

 

 

Q2.じゃあ、もっと新しい地図を作り直したら?

 

 

A.登山地図は登山会?の人がボランティアで実測(ここ大事!)して作成しているものであり

作るのが大変なためあまり頻繁に改訂できません。

 

 

 

 

 

Q3.なんで岡山の地方出版社がメジャーな高尾山や丹沢などの関東の登山地図を出しているの?

 

 

A.儲からないので、やる人がいないからです。(涙)

 

 

 

 

 

Q4.お客様からの問い合わせが多いのだからもっと値上げしても売れるのでは?

 

 

A.ボランティア方が多くの方に登山を楽しんでもらいたいとの気持ちから

作成を手伝ってくれており安易に値上げを出来ない。   だそうです。

 

 

 

 

普段、話を聞くことが出来ない本を作る側の人の話を聞けて

大変有意義な時間を過ごせました。