言葉の疑問② お疲れ様、ご苦労様
気になった言葉を調べてみるシリーズ第2弾!
『お疲れ様』と『ご苦労様』
《 お疲れ様 ♡ 》
自分自身も何度か調べたことがある、皆さんがちょっと気になる(ザグザグ風)言葉です。
一般的に『お疲れ様』は目上の方に向けて
『ご苦労様』は目下に向けて使うとされています。
日本社会のルールとして元々は目上の方に対してねぎらいをかけてはいけないというものがあり
そういう意味ではどちらの言葉も不適切なのですが、
『ご苦労様』はお殿様が家来に対して『ご苦労』と言っていた言葉が由来にあるようで
より目上に対しては使ってはいけないようです。
結局、現代社会では『お疲れ様』に代わるような適切な言葉もないから許容しようという流れから
一般化しているようです。
ただし意味合い的には相手のお役目や役割に対するねぎらいや感謝の意味も含まれているので、
定年退職される先輩に対して使うのは決して間違いではないとも言えます
じゃあ同僚は?ネットで調べてみた限り『お疲れ様』『ご苦労様』両方の意見があるようでしたが
同じ釜の飯を食った同僚には『ご苦労様』との表現を見かけてこっちの方が腑に落ちます。
新入社員の頃など目上の方しかいない場合は『お疲れ様』を使っておけばまず失礼はないと思いますが、
私たちが相手に対して使い分けるのは意外と難しいもの。
また、お店に配達に来られる運送屋さんに『ご苦労様』と言っているシーンを見かけますが、
これは目下に対して使うというより、一緒に働いている仲間との認識であえて使っている人も多いそうです。
じゃあ、自分はどうしてるの?と言えば
全て『お疲れ様』で統一しています。
いつもでも新入社員の気持ちですね(笑)